博士の愛した数式

一気に読んでしまった。

博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

Wikipedia友愛数について調べてたら、この本に出会った。


記憶が80分しか持たない元数学教授の博士と、家政婦の私、それから家政婦の息子ルート(頭のてっぺんが平らで√みたいだから)の不思議な愛の物語。

220,284という数字を見てピンと来てしまうので、話の展開が読めてしまう所が悲しいけど、それを語る博士の博士の言葉は期待を上回る以上に美しい。

見てごらん、この素晴らしい一続きの数字の連なりを。220の約数の和は284。284の約数の和は220。友愛数だ。滅多に存在しない組み合わせだよ。フェルマーデカルトだって、一組づつしか見つけられなかった。神の計らいを受けた絆で結ばれた数字なんだ。美しいと思わないかい?君の誕生日と僕の手首に刻まれた文字が、これほど見事なチェーンでつながっているなんて。

正確には、220のその数自身を除く約数の和は284。

オイラーは60個くらい見つけてるんだけどね。

っとツッコミどころも満載だ。


オイラーに興味を持ったら是非この本を勧めたい。