博士の愛した数式
一気に読んでしまった。
![博士の愛した数式 (新潮文庫) 博士の愛した数式 (新潮文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41BCdErs2dL._SL160_.jpg)
- 作者: 小川洋子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11/26
- メディア: 文庫
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Wikipediaで友愛数について調べてたら、この本に出会った。
記憶が80分しか持たない元数学教授の博士と、家政婦の私、それから家政婦の息子ルート(頭のてっぺんが平らで√みたいだから)の不思議な愛の物語。
220,284という数字を見てピンと来てしまうので、話の展開が読めてしまう所が悲しいけど、それを語る博士の博士の言葉は期待を上回る以上に美しい。
見てごらん、この素晴らしい一続きの数字の連なりを。220の約数の和は284。284の約数の和は220。友愛数だ。滅多に存在しない組み合わせだよ。フェルマーやデカルトだって、一組づつしか見つけられなかった。神の計らいを受けた絆で結ばれた数字なんだ。美しいと思わないかい?君の誕生日と僕の手首に刻まれた文字が、これほど見事なチェーンでつながっているなんて。
正確には、220のその数自身を除く約数の和は284。
オイラーは60個くらい見つけてるんだけどね。
っとツッコミどころも満載だ。
オイラーに興味を持ったら是非この本を勧めたい。