Vim + Racket環境の構築

色々ハマったので書いとくぜ。後で書き足す。

Racketのインストール。

MzScheme5とでも言うべきか?

名称が変わっただけでなく、とんでもなくパワーアップしているようだ。

Racket5.3は今のところ対応してないみたいなので、5.2.1を入れてみる。

The Racket LanguageからUnix版のソースを拾って、適当に展開。

とりあえずローカルにインストール。

$ ./configure --enable-shared --prefix=/home/tanaka/racket521
$ make
$ make install

インストールオプションに、--enable-sharedが必須。

インストールがやたら長いのでお茶にするといい。

最新版のVimをゲット。

Racketが登場したのはVim7.3以降なので最新版を入手する。

の前に、mercurialというバージョン管理ツールをインストール。fedoraだと、

# yum install mercurial

で、ダウンロード。

$ hg clone https://vim.googlecode.com/hg/ vim

次!

Vimコンパイルのテスト

最小限のオプションで試します。

$ ./configure --enable-mzschemeinterp --with-plthome=/home/tanaka/racket521
$ make

makeまででテスト。

$ src/vim

表示は?

:version
VIM - Vi IMproved 7.3 (2010 Aug 15, compiled Oct 19 2012 16:19:45)
Included patches: 1-692
...
+mzscheme
...

おぉぉぉぉ。Let's try!

:mz (version)
5.2.1
:mz "hello, Vim + Racket world!!"
hello, Vim + Racket world!!

キターーーッ!

インストールしてこう(2013/01/25 追記分)

テストが順調だったので、インストールしていく。

Vim7.3の最新パッチ(2013/01/25 782)だとRacket 5.3.1がインストール出来るようだ。

とりあえずRaketインストール。

$ cd ~/src/racket-5.3.1/src/
$ ./configure --enable-shared --prefix=/usr/local/racket531
$ make
$ su
# make install
# ln -s /usr/local/racket531 /usr/local/raket
# exit

パスが通ってない気がするが、まあいいや。

Vimのインストールオプションを増やして、

$ cd ~/src/vim/
$ ./configure --enable-mzschemeinterp --with-plthome=/usr/local/racket --prefix=/usr/local \
--with-features=huge --enable-multibyte --enable-perlinterp --enable-rubyinterp --enable-gui=gtk2
$ make
$ su
# make install

とりあえずこんなもん。後で色々追加する。

メモ 1:パッケージが足りなかったので、gtk2-devel, perl-coreをインストールした。
メモ 2:インストール直後、/usr/local/bin/vimを見つけられず。シェルを再起動するとパスが通った。キャッシュについて後で調べる必要あり。

ハマったところ

  • Racket5.3はまだ対応してなかった。
  • Racketのコンパイルオプションで、--enable-sharedを付ける必要があることに気づかず。
  • Racketのインストール長すぎ。
  • VimのバージョンとRacket,MzSchemeのバージョンの関係を掴むのに時間がかかった。

参考

まとめ

ハマったらソース嫁

Have fun with Vim + Racket!

んじゃね〜

更新履歴

  • 2013/01/25
    • ようやくインストールした。
  • 2012/10/20
    • Racketのバージョンを5.1.3→5.2.1に変更。
    • :mz (version)でRacketのバージョンが取得出来る。